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  夢の舞台は以前住んでいた部屋です。1階の4部屋あるうちの、通りから奥まった角部屋で窓の外に駐車場があり、仕事もほとんど現実と一緒です。一つだけ現実と違う部分は、現実は隣の部屋の住人は男性で、私が引っ越す前に引っ越されてしばらく空き部屋でした。夢の中で私は車で仕事に出かけます。仕事は当直で１日家を空ける時や、日勤で夜帰宅することもあり不定期です。私の隣の部屋の窓は昼間帰宅するといつもシャッターが閉まっています。しかしある日の夜、車で帰宅すると隣の部屋のシャッターが開いており、レースのカーテンだけされていました。車から降りてドアを閉めるタイミングでレースのカーテンが少しだけフワッと開き、蛍が光って消えるかのように現実でも会ったことのない知らない中年の女性の顔だけが浮かび上がり、こっちを覗き安心したような笑顔を見せて消えながらカーテンが閉まるのです。顔は夜だからなのか不自然に真っ白で笑顔も何ともいえない不気味さがありますが、車の音に反応したのかと思い、隣人ということもあり会釈しましたが反応はありません。そうして日々、夜帰宅すると同じように現れ、会釈し、日に日に気味悪さが増してきたある日、私は休暇で車で旅行に行くことにしました。旅行はとても楽しく、隣人のことは忘れていたのですが、旅行からの帰宅が夜になってしまいました。いつも日勤で帰る時間帯より早い時間でしたが隣人を思い出し、気味悪く感じながら家に着きました。車を私の部屋の窓に向けてバックで駐車し、また覗かれてるかなと車のドアを閉めて振り返ってみると、何といつも開く隣の部屋のカーテンではなく、私の部屋のカーテンが少しだけ開き、そこから目だけがこちらを凝視しているところで叫んで起きました。今思い出しても鳥肌が立ちます。

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