宅向・座山の方位を読む
風水師・有希
住宅の宅向と座山の方向が決まり、住宅の中心も求められていれば、次は、宅向と座山の方位を風水方位盤から読み取ります。
風水方位盤の中心を住宅見取り図の中心に、住宅見取り図の磁北を風水方位盤の北(N)に合わせて置き、宅向・座山の方位を読み取りるだけでOKです。
ここで注意して頂きたいのが、宅向・座山が、24方位のちょうど中間点にぴったり合致し、どちらか判別できない場合です。
このような場合は、『差錯』と呼ばれ、住宅は使用者に精神的な混乱をもたらす可能性があります。
特に、8方位の境界に合致した場合は、『陰陽差錯』と呼ばれ、その住宅に住むことにより、精神面・健康面でのダメージを受けることがあります。
もし、『差錯』あるいは『陰陽差錯』となった場合には、もう一度正確なコンパスで磁北の方位を測定してください。
それでも変化が無い場合には、『差錯』あるいは『陰陽差錯』を念頭に置いて注意して下さい。
『陰陽差錯』の場合、まだ住宅に住んでいないのであれば、住むことはお勧めできません。
宅向・座山の方位読み取り例
ここでは、実際に宅向と座山を読み取ってみましょう。
風水方位盤の中心を住宅見取り図の中心に、住宅見取り図の磁北を風水方位盤の北(N)に合わせて置いた図1 から、
この住宅の宅向の方位は『丁』、
座山の方位は『癸』であることがわかります。
風水方位盤
のページに示した通り、住宅の座山が指し示す方位により、住宅の呼び名が付けられますので、
この住宅は、『
坎宅グループ(北)』の
『
癸宅』となります。
図1 宅向・座山の方位測定例
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