エゴグラムのACの特徴概要
心理士・こころ
エゴグラムにおけるAC(Adapted Child)とは順応した子供、即ち親や先生の言うことをよく聞く『良い子』の自我状態です。
エゴグラムのACが高い人は、周囲の人に気を使いますので、協調性が高い人と言えるでしょう。
人の和を尊びますので、グループメンバー間の調和を維持するには欠かせない存在となるでしょう。
しかし、ACが高すぎると、周囲の人に気を使い過ぎてしまいますので、これがストレスとなりうつ病や不安障害などの心の病に陥る可能性が出てくるでしょう。
また、自分の意見が持てず、人の意見に依存してしまう傾向が強くなりますので、注意が必要です。
一方、ACが低い人は、人の意見を素直に聴くことはありませんので、対人関係でトラブルが多く、協調性が乏しいでしょう。
エゴグラムのACが高い人の特徴
以下、エゴグラムのACが高い人の長所と短所を見てみましょう。
エゴグラムのACが高い人の長所
エゴグラムのACが高い人の長所としては以下の点が挙げられるでしょう。
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協調性が高い。
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素直で従順である。
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慎重に行動する。
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人との妥協点を見つけようと努力をする。
エゴグラムのACが高い人の短所
エゴグラムのACが高い人の短所としては以下の点が挙げられるでしょう。
特に、ACが極端に高い人は、その特性が短所となって現れる傾向があります。
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人に気を使い過ぎる。
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自主性に乏しい。
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人に依存しがち。
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本音を隠そうとする。
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過度に我慢したり自分を責めるためストレスを溜めやすく自信喪失しやすい傾向がある。
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嫉妬心が強く、ひねくれたり反抗的になることもある。
エゴグラムのACが低い人の特徴
エゴグラムのACが低い人の特徴は、協調性に欠けるということでしょう。
人の意見を素直に聴くことはありませんので、対人関係でトラブルが多く、接客業など人と接する職業には向かないでしょう。
人の意見に素直に聴かないという弱点はある意味厄介なことです。
なぜなら、人の意見に素直に聴きませんので、ACが低いことが本人の弱点だと理解してもらえず、治すのも難しいのです。
ACが極端に低い人は、まずACが低いことが自分の弱点だということを自ら気付く必要があるでしょう。