タロットの意味
タロット占い師・リリー
タロットとは、22枚の大アルカナカード(Major Arcana Cards)と56枚の小アルカナカード(Lesser Arcana Cards)の計78枚のタロットカードを用いて、
人の運命を占う占術のことで、『タロット占い』あるいは単に『タロット』と呼ばれます。
タロットカードの発祥には、エジプト説、中国説、インド説、ギリシャ説など諸説ありますが、明確にはなっていません。
タロットカードは現在では、占い術として人気がありますが、そのルーツはトランプであり、ゲーム用に作られたものです。
それが、時期は明確ではありませんが、多くのタロット占い師(タロティスト)の研究により、
運命を予測するタロット占いの道具として活用されるようになりました。
タロット占い師に人気の高いタロットデッキ:ウェイト版とマルセイユ版
トランプなどのカードの一組のことを英語で Deck(デックまたはデッキ)と呼びます。
このため、78枚一そろいのタロットカードの組は、『タロットデッキ』と呼ばれます。
タロットでは、タロット占い師が画像から受け取る感覚が重要ですので、タロットカードの絵柄はとても重要です。
このため、著名なタロットデッキの絵柄は、画家が作成しています。
あなたがタロット占い師として、
数あるタロットデッキ
の中から、タロットデッキを購入する場合も自分の直感に合致したタロットデッキを選ぶことをお勧めします。
近年、様々なタロット占い師の助言を基に、出版社が独自のタロットデッキを出版していますが、
歴史の重さ、図柄のインパクト、細部の図形の配慮という意味で、以下の2種類のタロットデッキには遠く及ばないようです。
ウェイト版
アーサー・エドワード・ウェイト博士(1857~1942年)がイギリスの魔術結社 Golden Dawn の中で開発したタロットデッキが、
『ウェイト版』と呼ばれるタロットデッキであり、
本格的なタロット占い用のタロットデッキとしては最も使用されているデッキです。
このタロットデッキの絵柄は、ウェイト博士がシンボリックな図形について指導しながら、
同じく Golden Dawn 社に所属していた画家のパメラ・コールマン・スミス女史が描いたものです。
正に、細部のシンボリックな図形に意味を込めたウェイト博士と、これを見事に描ききったスミス女史とのコラボレーションにより完成した逸品と言えるでしょう。
本サイトでも、このウェイト版を使用して解説します。
マルセイユ版
ウェイト版と並んで人気があるのが、中世イタリアの名家であるヴィスコンティ家のために作られた『ヴィスコンティ版』から派生した『マルセイユ版』です。
オリジナルのヴィスコンティ版は、美術品としても価値が高く、これをモデルにしたマルセイユ版も、ウェイト版に劣らず
多くのタロット占い師を惹きつける魅力があるようです。
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