運命線の概要
手相占い師・明日香
手相診断において、運命線は、自分の運命の開拓やコントロールを象徴する手相線であり、
どのように仕事を通じて社会と関わるかを示唆する手相線です。
運命線は、濃淡、長さ、あるいは形状により、その人の社会的あるいは経済的な責任の重さや、周囲の人からの支援の特徴を表しています。
以下、運命線の見方を詳しく見てみましょう。
運命線の基本的な見方
図1 運命線の濃淡・長さの見方
運命線は、図1に示す通り、
金星丘 と
月丘
の間にある
火星平原
の手首に近い部分を起点とし、
木星丘、
土星丘
あるいは
太陽丘
に向かって伸びている手相線です。
ここでは、運命線の基本的な見方についてご紹介しましょう。
運命線の濃淡・長さの見方
運命線が太くくっきり刻まれている程、経済的に独立できる仕事に恵まれ、この仕事が生活の糧になっていることを示唆しています。
このため、運命線が太く、指(人差し指、中指、あるいは薬指)の付け根近くまで長く伸びている場合は、
晩年まで仕事に恵まれていることを表しています。
しかしこれは同時に、晩年まで働かざるを得ない状況であることも示唆していますので、晩年の運命線は太い方が良いとは限りません。
また、女性の場合、家庭に入った専業主婦の運命線は、一般的に細くなります。
太くくっきりした長い運命線がある女性の方は、家庭に入らないか、あるいは家庭に入っても共働きで、晩年まで働くということが示唆されています。
30才未満の方の運命線は、一般的に起点付近から知能線付近までは太く、それより上は細くなっているケースが多いようです。
また、未成年の場合、運命線が無いケースもあります。
これは、未来の運命がまだ定まっていないことを示唆しています。
しっかり自覚を持って勉学に励み、働くようになれば運命線も太く、長く変化しますので、特に心配する必要はありません。
運命線は年齢と共に変化する手相線なのです。
運命線の起点の見方
図2 運命線の起点の見方
一般的に運命線は、図2の赤線(1)に示すようには金星丘と月丘の間にある火星平原が起点となりますが、
図2の青線(2)のように、金星丘(生命線の親指側)が起点の場合線の場合、35歳くらいまでに身内や家族から援助を受けて成功する手相線です。
一方、図2の緑線(3)のように月丘が起点の場合線の場合、35歳くらいまでに他人から援助を受けて成功する手相線です。
図3 様々な運命線の種類(横にスライド)