ますかけ線の見方
手相占い師・明日香
手相占いにおいて、ますかけ線(マスカケ線)は、『猿線』あるいは『百握り』と呼ばれ、つかんだ運は絶対にはなさないとも言われる縁起の良い手相線です。
片手にのみますかけ線が現れている方はたまに見かけますが、両手共にますかけ線の方には滅多にお目にかかれません。
ますかけ線の手相線を持つ方は、強情で融通の利かない人と見られることもしばしばありますが、
危機的状況で底力を発揮し、とてつもない予想外の行動を起こすこともあります。
歴史上の人物では、有名な織田信長、豊臣秀吉、徳川家康は3人ともますかけ線だったようです。
また、有名人では、イチロー、手塚治虫、福山雅治、小澤征爾、明石家さんまなど、特殊な才能に長けた方にますかけ線を持つ方が多いのがこの手相線の特徴的です。
以下、ますかけ線、およびますかけ線があるにもかかわらず知能線・感情線が残っている変型ますかけ線の見方を詳しく見てみましょう。
ますかけ線は天下とりの手相線
図1 ますかけ線の見方
ますかけ線は、図1に示す通り、知能線と感情線が繋がった状態の手相線のことです。
ますかけ線を持つ方は、強運の持ち主で、天才的なアイデアマンでもあります。
また、
このため、自分に適した仕事にめぐり合えば、これに打ち込み、驚くような才能を発揮します。
そして、コミュニケーション能力も優れていますので、人を惹き付ける魅力があり、周囲の人々のサポートも得られやすく、大成功をおさめることになります。
ますかけ線は、『天下とりの手相線』とも呼ばれ、トップに立ってリーダーシップを発揮する方が多いようです。
ますかけ線を持つ方は、打たれ強く、根性があり、独自の道を切り開く能力に長けていますので、ワンマン社長など個性的な経営者に多い手相線でもあります。
ますかけ線を持つ方でも、自分に適した仕事を見つけられない場合は、平凡な人生に終わる方もいますが、
ますかけ線を持つ大多数の方は、概して、良くも悪くも波乱万丈の人生を送る方が多いようです。
ますかけ線を持った方は、恵まれた自分の才能を自覚し、自分が打ち込める職業を若いうちに見つけるよう努力すれば、成功する可能性が高くなるでしょう。
ますかけ線に類似する変型ますかけ線の見方
図2 変型ますかけ線の見方
ますかけ線があるにもかかわらず知能線・感情線が残っている手相線を『変型ますかけ線』と呼びます。
両手共に完全なますかけ線の方には滅多にお目にかかれませんが、変型ますかけ線の方は時々見かけます。
また、片方の手の手相線が完全なますかけ線で、もう一方の手の手相線が変型ますかけ線という方も、たまに見かけます。
このような変型ますかけ線を持つ人は、ますかけ線を持つ人に匹敵する芸術的才能やアイデアに富み、『わが道を行く』タイプの個性派です。