健康線の見方
手相占い師・明日香
手相診断において、健康線は心と体の健康状態を象徴する手相線であり、
この線が濃く刻まれている場合は、何らかの不健康を抱えているいることを暗示する手相線です。
そして、『健康線は本当に健康な人には現れない』というのが定説になりつつありますが、
健康線がない完璧な人はごく少数派で、殆どの方にはこの健康線があります。
ということは『不健康線』と呼んだ方が良いのか、というとそういう訳でもありません。
このページの後半で解説するように、健康線に島や中断があると肺や胃腸が弱いことを表していますので、
やはり『健康線』と呼ぶのが妥当のようです。
以下、健康線の見方を詳しく見てみましょう。
健康線の基本的な見方
図1 健康線の濃淡・長さ・位置の見方
健康線は、図1に示す通り、
感情線の下あるいは上の付近から
金星丘
に向かって、左下がりに現れる手相線です。
前述の通り、本当に健康な人には健康線は現れませんが、殆どの方には図1の緑線(1)のような位置に比較的薄い健康線があります。
そして、病気が進行すると、図1の青線(2)のように生命線を突っ切って金星へと伸びてきます。
生命線を切った位置を『生命線の流年法』で調べれば、病気になる年齢がわかります。
また、健康線の濃淡は、病気の重さを表しますので、
健康線が生命線と同程度に濃くくっきりと刻まれている場合には、早期発見・早期治療に努めて下さい。
図1の緑線(1)あるいは青線(2)の位置に健康線がある場合には、胃腸系が弱いことを暗示していますが、
赤線(3)の位置にある健康線は腸が弱いことを暗示しています。
健康線の中断・島・鎖状線・波状線・の見方
健康線の中断
一般的に、手相線の途中が途切れる中断は、手相線が持つ本来の意味にマイナスの要素があることを暗示しています。
健康線に現れる中断も同様に、健康状態の悪化を示唆しています。
図1の緑線(1)の位置の健康線に中断が現れれば胃腸系が弱っており、
赤線(3)の位置の健康線に中断が現れれば腸の疲労が暗示されています。
ストレスで神経性胃炎や神経性十二指腸炎にかかりやすい人は、図1の緑線(1)や赤線(3)の位置の健康線が途切れていないか注意して下さい。
健康線の島・鎖状線
一般的に、手相線に現れる島(小さな楕円形の手相線)および鎖状線(小さな島が多数連なった鎖のような形状の手相線)は、
手相線が持つ本来の意味を弱め、何らかの障害の発生を暗示していますが、
健康線の場合は障害の発生部位を示唆しているようです。
すなわち、健康線に現れる島や鎖状線は、健康を害している場所が肺や気管支などの呼吸器系であることを暗示しています。
過去に結核や喘息にかかったという経験がある方は、健康線に島や鎖状線が現れていないか注意して下さい。
健康線の波状線
一般的に、手相線が曲線状にウネウネと曲がり蛇行している波状線は、手相線のが持つ本来の意味の不安定さを暗示していますが、
健康線の場合は障害の発生部位を示唆しているようです。
すなわち、健康線に現れる島や鎖状線は、健康を害している場所が肝臓または腎臓であることを暗示しています。
付き合いでお酒を頻繁に飲む人は、健康線が波打っていないか注意して下さい。
図2 様々な健康線の種類(横にスライド)